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感じたこと経験したことを「あなた」に知ってもらうためのブログ。

雨の日も風の日も día7 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

こんにちは


ただいま17時16分、アルベルゲのリビングのソファの上。
今日はベッドの上ではWi-Fiが繋がらずリビングに落ち着いてる。

今日はエステーリャ〜ロスアルコス(Estella〜Los Arcos)

朝は7時ごろ起床でアルベルゲを出たのは8時前。
今日はアルベルゲの中で一番遅くに出たかも。
昨日買ったひょうたんに水を入れ、杖も忘れずにアルベルゲを後に。

歩き始めると杖の便利さに気づく。
昨日拾った杖よりも長いので使いやすい。
でもひょうたんは水を入れたのでかなり重い。
どちらも右手で持っているので上半身の右側だけ疲労が溜まる。
だから水はすぐに捨てた。

エステーリャを出るとイラチェ(Irache)という村に着く。
そこには誰もが憧れる蛇口からワインが出るワインの泉がある。


コップなどは置いていないのでひょうたんで飲んだ。
間違いなくワインだった。
ハムやチーズがあればなぁ。
でも美味なり。

雲行きが怪しいながらも、イラチェのキャンプ場のカフェテリアに行って朝食を。
カフェテリアのピンチョスはどこも美味しく、ハズレがない。
それに合うcafé con lecheも最高。
やめられん。
そんな時に雨が降ってきた。
巡礼を始めてから初の雨。
きちんと雨対策をしていたので問題はないと思っていたがやはり気分は盛り下がる。
雨の問題は休憩を取る場所が限られてしまうこと。
いつもみたいに丘の上でバックパックを下ろして腰掛けておにぎりを食べることができない。
屋根があって雨宿りできるところじゃないとね。
地面もぬかるんでいて滑りそうで怖いし、靴やレインウェアが汚れてしまう。

今日の道はほぼ野原で、天気が良ければいい道だっただろうなと思った。
本当にほとんど野原だったので、休憩は一度しか取れず、歩きっぱなしの立ちっぱなしだった。
ただ、5日間も歩いていれば慣れるもので、今日は起きた時に筋肉痛はなかったし、荷物を下さなくてもなんとかやっていけた。
膝の痛みはそこそこましになっている。
ただその理由が、杖をついていたからなのか、湿布を貼っていたからなのか、平坦な道が多かったからなのか、母の歩き方についてのアドバイスを聞いたからなのか、出発前にストレッチをしたからなのかわからない。
とりあえず明日は湿布なしで歩いてみようと思う。

アルベルゲに着いたのは14時前。
シャワーを浴びて軽く洗濯してバーに行った。
今日のアルベルゲはキッチンがないので、料理ができない。
だからスーパーで何か買ってレンジで温めて食べようということになった。
見つけ出したスーパーは、ロスアルコス(Los Arcos)唯一のスーパーだと言われた。
温めて食べれるようなものもなかったので、仕方なくフランスパンを買って食べた。
今日はお腹がすく前に寝てしまおうと思う。

この2日間はどちらも20キロ程度。
1日目と2日目からすれば随分甘え。
明日からの3日間は28キロとここ2日からすればしんどそう。
でもだいぶ巡礼者の体になってきた自分たちなら乗り越えられるかな?

今日の歩数は34401歩。(胸ポケットに入れてたからもしかしたらそんなに反応してないかも。)
サンティアゴデコンポステーラ(Santiago de Compostela)まで残り645キロ。

それでは。





と、ここまで書いた後に、連れに教会に行こうと誘われたので行ってきた。
そこはとても綺麗で荘厳な教会で、ちょうどミサがあったので、参加してきた。
自分はキリスト教でもないし、スペイン人でもないから全然理解はできないけど、巡礼5日目にして初めてカトリックの信者を目の当たりにした気がした。
問題はそのあと。
ロスアルコス唯一のスーパーとは別にスーパーがあって、しかもそっちの方が品揃えがいい。
それやったら無理してフランスパン食べんかったのに…
そう思いながら明日の行動食のバナナ2本と、めっちゃおいしいよ!と言われたオレンジを1つ買って帰ったのだった。