「あなた」の心の中で生き続けたい

感じたこと経験したことを「あなた」に知ってもらうためのブログ。

夢叶ったりで願ったり叶ったり día3 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

おはようございます。


今は歩き始めて2日目の朝、朝食を食べないと死んでしまうので、バーが開くのを待っているところ。
現在8時17分で、8時半にバーが開きます。


今日は歩き始めて1日目サンジャンピエドポー〜エスピナル
(Saint-Jean-Pied-de-Port〜Espinal)


前日の晩は22時前に寝たので朝は6時過ぎでもすっきり。
すっきりしているのはよく寝たからなのか、普段と違う場所で寝たらすっきり起きれる私の性質なのかわからへんけど。
この日に泊まったアルベルゲは朝食付きで、小さなパンを6枚、バターとジャムを塗って食べた。美味なり。
牛乳もあったのでよかった。bien.
日本で当たり前に摂取できるものが恋しくなる今日この頃。
荷造りをしてアルベルゲを出たのが7時過ぎ。
されどまだまだ暗い。


アルベルゲを出てすぐにパン屋があったためそこにてフランスパンを購入。
夢叶ったり。
朝パンを食べたばかりでお腹に入るんかなと心配だったが、歩きながらちぎって食べることにした。
早起きしたら途中でお腹が減ってくるので、その時に食べる非常食としてフランスパンはベストな選択だった。
願ったり叶ったり。


日が出ていないうちに歩くのは涼しくてとても歩きやすい。
歩いていると次第に夜が明けてくるのが心地良くて、すいすい歩けた。
夜が明けたのが8時前とかかな?
普通に歩く分にはまだまだ余裕だ。


しかしその日歩いて行かなければならない道は、フランスとスペインの国境あたりのピレネー山脈
どう歩いても山を越えねばならない。
次第に山奥の車道や山道を歩くようになる。
歩いていて感じたのは、見えている場所は意外と近いということ。これかなり重要。
「この後ばりきつい坂あるやん!」とか思っても、歩いていたらこんなもんかって感じ。
私は中高の6年間行事で六甲山を登っていたが、そんなことを思ったことはなかった。
でも山は日本もスペインも似たり寄ったりやな。


やっとの思いで山を越えた。
気づけば800メートル越えていた。
ロンセスバリェス(Roncesvalles)という街に14時ごろ、予想より1時間くらい遅くに着いた。
ここは本来ならこの日の目的地。
やっと休める!!と思って、泊まる予定のアルベルゲに到着。

しかし開いていない。

冬場は閉まっているアルベルゲが多いということはよくある話らしい。
そういう情報があったので、自分たちはアルベルゲが開いているか確認してから目的地を定めていた。
だいたい閉まってるアルベルゲってのは、1年の間にこの日からこの日しか営業してませんって情報があるのに、今回のアルベルゲはまさかの工事中で休業だった。
追い返され方も「やってないからあっちいけ!」みたいな感じで悲しかったし、仕方がないから次のめぼしいアルベルゲまで行くことにした。
その距離4km。
まぁ山を下るだけましではある。

次に着いた街はエスピナル(Espinal)というところ。
ここにはいい感じのアルベルゲがある。
宿代だけ払って、晩ご飯はスーパーで買って食べようと思っていた。
アルベルゲの愛想の悪いおばさんに、「スーパーはあるか?」と聞いたらあると言われた。
でもスーパーはマップにも表示されないし探しても見つからないし、人に道を聞いてもよくわからないし。
そして結局あったのは、見るからに一軒家だった場所だった。
それも2人目に聞いた時に、その場所まで連れてってくれて、店主がリビングでくつろいでいたのを叩き起こして、店のある部屋に移動してやっと営業を再開したスーパーだった。
日本ではマックスバリュとかハローズとかがスーパーって言われてるけど、スペインではコンビニよりも小さい商店がスーパーと呼ばれている。
でもないよりはまし。
ただ、そこは晩飯になりそうなものは何もなくて、結局アルベルゲに付いてたバーでいただきました。
美味なり。
アルベルゲにおいて重要なことは安さと近くにスーパーがあるかどうか、というか、大きな街であるかどうか。である。

8時17分に書き始めたに書き終わったのは21時42分。
今日もへとへとじゃ。

この日の歩数は53612歩。
サンティアゴデコンポステーラ(Santiago de Compostela)まで残り749.1キロ。

それでは

わかりそうでわからないのがフランス語と女心 día2 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

こんばんは


今はアルベルゲ(巡礼中の宿)にてブログを書いてます。
今回は2月12日のこと、パリ-バイヨンヌ-サンジャンピエドポー間の移動と初アルベルゲです。

バイヨンヌまではフランスの新幹線のような乗り物で移動。
新幹線のような乗り物は9両の新幹線のようなものが2つ連結している18両編成。
しかも二階建て。
やから日本の新幹線よりかなり大型な印象。
自分たちは15両目で、歩けど歩けど15両目まで辿りつかぬ、そんな印象。
新幹線のような乗り物の中は、椅子は倒せなかったがなかなか快適やった。(2回席を間違えられるトラブルがあったが問題ナッシング。)

朝パリでパンを買っていく予定だったが、想像より高かったので朝食は抜きにして12時前に着くバイヨンヌで昼食を取ることに。
バイヨンヌはパリほど人は多くなくて、綺麗な街やった。
そこでパン屋さんに行ってクロワッサンとチョコのパンを購入。
どちらも美味なり。
ヨーロッパのパン屋はどれも美味しそうに見える。

そして、バイヨンヌ駅に戻ってサンジャンピエドポーまで行く電車のチケットを買おうとしたとき、トラブルが起こった。
次の電車が17時にしかなかったのだ。
電車は12時ちょうどに出てしまったばかりで、バスは直通のものがなく、行く手段が電車しか考えられなかったので、仕方がないから駅で待つことに。
観光する体力はパリで削られていたため、駅でダラダラするというもったいない時間を過ごしてしまった。
まぁトラブルも旅の醍醐味でしょう。

サンジャンピエドポー行きの電車は自分たち以外の巡礼者がちらほらいた。
サンジャンピエドポーに着くと、そのすぐ近くに巡礼事務所(巡礼の申請を行う場所)があるのかと思いきや、そんなことはなく、軽く迷ってしまった。
ある程度道がわかったところで、自分たちと同様に迷っていた韓国人の巡礼者に一緒に行こうと声をかけた。
その韓国人に声をかけると、二言目に“you smoke?”と。
私はタバコを吸わないが、一緒にいた友達が吸える人だったので、もらっていた。
タバコとお酒のコミュニケーションは国境を越えるんやね。

巡礼事務所に着くと、フランス人の方から巡礼の説明が。
私は英語とスペイン語をやっているが、フランス語はさっぱり。
どちらも近い要素があるけど、全く別の言語。
フランスでは英語を話すとだいたい英語で答えてくれるけど、巡礼事務所の方は頑なにフランス語。

フランス語はわかりそうでわからない。
特に文字にされるとわかりそうでわからない。
フランスでレストランの看板を見たり、レストランに入ってメニューを見たりしてもわかりそうなのにわからない。
自分たちにとってフランス語はそういう言語である。

巡礼事務所で「クレデリシャス」というとても幼稚な言い方をすると「スタンプカード」を購入し、サンティアゴ巡礼のシンボルであるホタテの貝殻をもらい、いざアルベルゲ(宿)へ!
アルベルゲは思ってたより綺麗で、快適だった。
ただ一つ問題があるとすれば、シャワーの支えるところ(掛けておくところ)がないということ。(伝わるかな)
日本では当たり前にあるけど、なくなったら初めてわかるその不便さ。
まぁ小さな問題やけどね。
とまぁこんな感じで床についたのでした。


それでは今日はもうすでに歩き回ってへとへとなんで寝ます。
おやすみ😴

[
↑初のアルベルゲ

ほぼ全てが新鮮とはこのこと día1 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

おはようございます。



パリからバイヨンヌに向かう新幹線のような乗り物の中で「サンティアゴ巡礼」1日目の感想を書きます。
と言っても、1日目はパリの観光のみ。
やから人生初のヨーロッパの感想になるね。

人生初のヨーロッパはまず飛行機がアホほど長くて、改めて遠いんやなと感じた。
大阪から沖縄まで約1時間程度で行ける「飛行機」をもってしても、14時間?もかかるなんて世界は広い。
台北経由やったんやけど、夜の9時ごろの台北の夜景を見たら、この灯りの数だけ人間が住んでるんかと思って、なんかめっちゃ怖くなった。
日本にも相当な数の人間がいて、それは大阪とか都会の方に行ったらめっちゃ実感する。
今までは自分と同じ時代に生きている人の数が日本規模やったけど、台北での街の灯りを見たらそれが世界規模になった気がした。
何いうてるか理解されなさそうやなこれ。

パリの朝7時はまだまだ暗くて、日の出は空港で荷物待ってる時に終わってて見れんかった。
別に見んでもいいんやけど。
でもあの朝の空気、西日?なんかな、その感じがめっちゃ好きで、めっちゃ良くて、西日と葉の枯れてる木々がすごくマッチしてて、「これは映画とかドラマで見る世界や!」ってなった。
日本の田舎ってだいたい山々とか田んぼ畑やったりなイメージなんやけど、パリもオーストラリアもなんもない大草原が広がっててすごく神秘的。
自分はそれがロバとか走ってそうでめっちゃ好きかな。


ヨーロッパといえばやっぱり建築。
圧倒的やな。
まず空港から全然違った。
飛行機から降りて入国審査とかのところ?に行くまでにそれが感じられた。
日本ではカクカクなところを丸みを帯びさせてたり
エスカレーターとかも交差しててめっちゃおしゃれやし。
空港は野球場みたいな感じやったし。
昔の建築に目が行きがちやけど、現代のもほんまに素晴らしいね。

パリの観光名所も一通り回った。
予行演習としてだいたい徒歩で。
ルーブル美術館ノートルダム大聖堂凱旋門エッフェル塔などなど。
いっぱい写真撮ったけど、よくわからん建物の写真もいっぱい撮った。
それだけ一つ一つの建物のクオリティが高いんやね。
ただ自分が写真撮るの下手すぎて、今見返した時にびっくりした。
ノートルダム大聖堂に行く時にめちゃめちゃ💩したくなって、でもパリって全然トイレないしコンビニもないし。
トイレあっても床に💩落ちてるし、「ここの人らは便器に納められへんのか!」って思いましたね。
結局カフェに行って借りたけど、便意のせいでノートルダム大聖堂は全然ゆっくり見れませんでした。
これが後悔1。
そして後悔2が、有名な建物と自分のツーショットを撮ってもらわなかったこと。
その建物だけ撮った写真なんか世界にごまんとあって、そこに自分が映ることによって世界に1枚しかない写真になる。
そうすると自分がパリに行った証がちゃんと残るし、そこは後悔ですね。
次は撮ってもらう。

パリの人はみんな優しかった印象。
自分らが空港からパリに行く生き方がわからんかったら、空港の人が教えてくれたり(それは仕事やからなんかもやけど)、駅からの出口がわからんかったらおっちゃんが優しく教えてくれたり、あとは公衆トイレの使い方教えてくれたり、カフェでトイレ貸してくれたり。
もしかしたらこれは全部は当たり前のことなんかもしれんけど、自分が外国人としてパリに来たら全部がありがたいなと思った。
これからは日本で困ってる人見かけたら助けようと思いましたね。
それも1ヶ月以上後になるけど。

ひょんなことから素晴らしい出会いにも恵まれた。
スーパーでお水とか買い物してたら、自分の一個前の人の買い物カゴの中に商品が残ってて、「これ違いますか?」って自分に声かけてきた人がいた。
日本語で話しかけられたのがすんなりしすぎてびっくりしたけど、日本人と出会えたのがめっちゃ嬉しかった。
スーパーから出た後にその人を出待ちして、晩ご飯の美味しい店を聞いたら、ちょっと散歩しましょうかって言っていろいろ紹介してくださった。
その流れで、最初はビール飲むだけのはずがスイッチが入ってワイン頼んでフランス料理までご馳走になってしまった。
パリで自分たちが謎に感じてたことを教えてくださったし、物腰柔らかな方で、巡礼が終わったら連絡してねって言ってくださってすごくいい出会いやった。
その人は大学教授でフランス語を教えてる方でした。

こんな感じで人生初のヨーロッパは新しいことばっかりでめっちゃ濃い時間やった。
取り留めのない文章で伝わってるかどうかわからんけど、日記がわりなんでまぁこれで良いです。

それでは
Have a nice day♬