「あなた」の心の中で生き続けたい

感じたこと経験したことを「あなた」に知ってもらうためのブログ。

こんなにうまいビールがあるんかー! día4 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

こんばんは


ただいま21時43分。
夕食後のアルベルゲのベッドの上で書いてます。
このベッドは二段ベットなのですが、段が低いのであまりリラックスできません。
なるべくブログを貯めたくないので目蓋が落ちる前に連投します。

今日はエスピナル〜ビリャバ(Espinal〜Villava)


今朝は昨日よりも30分くらい早い6時半ごろにアルベルゲを出た。
朝食を食べていないので、連れは空腹で機嫌が悪そう。
6時半は朝だけど夜なので、自転車用のライトを持って山道を歩く。
山道はめちゃめちゃ暗くて、ライトなしではほぼ何も見えない。
ひたすら真っ暗な山道を歩き回って、隣町(Viscarret)に着く頃には夜が明けかけだった。
そこの街のバーで朝食を取ることにしたところ8時半オープンだったので昨日のブログを書くことに。
バーでは“café con leche”(所謂カフェオレ)とチョリソーのサンドウィッチを注文した。
美味なり。
空腹が回復したところで、もう2度と空腹に困らないように、その街のスーパーに行って、バナナを二本購入。
連れはオレンジを二つ購入。

朝食を食べたおかげで連れはとても元気そうで、昨日よりも会話が弾んだ。
ワンピースの話、連れのブライダルのバイトの話、共通の知人の話、どれも面白くて話しているおまけとして歩いているような感覚で、疲れなど一切感じなかった。

途中でスビリ(zubiri)という少し大きめの街に寄った。
大きめの街というよりは、大きめの村なのだが、山道ばっかり通って、普段村など見かけない自分たちにとっては少し栄えているだけで街に見えた。
それとCoca-Colaの看板を見るとなぜか安心し、しかもそこがスーパーだったりするので、Coca-Colaはいつでも裏切らないなと思った。
Coca-Colaのスーパーから出た時に、その隣のバーで朝っぱらから飲んでいるスペイン人に話しかけられた。
私からすると話しかけられるのだけで十分嬉しいし、十分楽しいし、それだけで人の暖かさを感じる。
スビリを後にする時に、一軒家の前で自分が荷物を整理していると、その家の家主が出てきた。
そのおじさんもたくさん話しかけてくれて、最後に「写真撮ってもいいかい?」と。
そして写真を撮ってもらうと、彼は「自分が見かけた巡礼者を載せるInstagramをやっているから載せてもいいかい」と聞いてきた。
もちろんオッケーし、それに自分が載るなんて嬉しかった。
スビリはトータルとして巡礼者に温かい街だった。

スビリではコンディショナーと固形石鹸、米1キロを買い、歩き出した。
実はシャンプーしか持ってなくてここ3日間過ごしていたが、シャンプーだけでは髪の毛はキシキシになる。
それがかなりのストレスで、コンディショナーをずっと欲しいと思っていたのを買えてよかった。
お米1キロを買うということは、1キロ分荷物が増えるということで、その1キロの苦しみは想像以上だった。

そこからはどしどし歩きまくったが、天気が素晴らしくいい!
雲ひとつない快晴で、それと野原の緑緑したのがマッチして素晴らしい。
¡buen tiempo!
肩の痛みはすごい。

目的地のビリャバ(Villava)はパンプローナ(Pamplona)という大きな街のすぐ近く。
スタート地点のサンジャンピエドポー(Saint-Jean-Pied-de-Port)と同じくらい大きな街。
てかサンジャンピエドポーがこんなに大きな街やとは思ってなかった…

ビリャバに着く頃には足が悲鳴を上げていた。
それでもなんとか辿り着いて、到着したアルベルゲはものすんごい設備が良い。
キッチンもついてるし、部屋も綺麗だし、受付の人は優しいし文句なし!
シャワーと洗濯を済ませてご飯を買いにスーパーに行く途中で、とても良さげなバーを見つけた。
2人ともたまらずビールが飲みたい気分になり、30キロ歩いたご褒美に一杯。
こんなにうまいビールがあるんかー!って感じ!
そのあとは酔ったわけではないけど幸せな気分になったから2人ともテンション高くスーパーへ。
この街のスーパーは結構ちゃんとスーパーだった。
じゃがいもと玉ねぎを購入し、肉なし肉じゃがを作ることに。
とりあえず米食うのが目的。
米は500グラムくらい使って、晩ご飯と余った分はおにぎりにして明日の非常食にした。
食費1ユーロ以下に抑えたのはでかい。

明日は今日使ったお米のおかげで荷物が軽くなるかな?
へとへとなんで寝ます。
それでは。

今日の歩数56819歩。
サンティアゴデコンポステーラ(Santiago de Compostela)まで残り716キロ。