海と空になりたい
今回は、しんさんに代わって
アシスタントの私が書かせていただきます
デビュー作としてどのようなテーマにしようかと悩んだ結果、
自分の好きなものの話をしようと思います
私がずっと変わらず好きなのは、地元とそこにいる家族です
特に故郷の海はとても穏やかで
美しいというより心に染みるような優しい雰囲気があります
広大な海は、良い意味で自分がちっぽけだということを教えてくれ、
自分の何もかもを受け止めてくれるような暖かさがあります
学生時代に何度もこの光景に心を奪われて、
悩んでいるときは心をリセットできました
その日は、くもりでした
今日の海はどうかなとふと目をやると
空と同じ灰色の水、いつもの海とは表情が違いました
なんだか悲しそうに見えたのです
そのとき、ふと海は空を写しているんだと気づきました
空が悲しそうに淀んでいると、海も悲しみを分け合うように、
空がぱっと晴れやかだと、海も同じ表情で
これは人間にもあてはまる、と感じました
自分の気持ちや表情は知らない間に相手に伝わって
相手も同じ顔をしている
相手は自分をうつす鏡だと改めてわかりました
今回この話をしたのは、
最近うかない顔をする自分に思い出させるためです
人も晴れた日ばかりではなく
曇りや雨の日だってある
それでも海と空のような関係に
なりたいなと思っています
明日は晴れるといいなぁ