『火花』
こんばんは
今日は風邪を引いてしまい、一歩も外に出ないという寂しいクリスマスイブでした。
でも、最近できていない読書などゆっくりした時間を過ごすことができました。
ということで、
今日読んだ本は芥川賞受賞作の『火花』
最初に読み始めたのはおそらく5月頃?なので、
とても長い時間がかかってしまいましたが、
いろいろ寄り道しながらもやっと読み終わりました。
普段読んでいた小説と少し違って面白かったです
拙者が今まで読んできた小説と違った点は
物語にこれといった大きな出来事がないことでした。
『君たちはどう生きるか』と似ている点がありました。
売れない漫才師に焦点を当てていることで、
いまテレビに出ている漫才師は本当に氷山の一角なのだなと思いました。
志半ばで夢を諦める漫才師は多くいる、
そんな人達でも拙者たちなんかよりはずっとずっとおもしろいのだろうと感じました。
主人公の徳永は天才肌の神谷と出逢い、日常を共に過ごすことで、
徳永は自分がいかに平凡であるかを意識し、非凡な神谷に執心していました。
そんな徳永は拙者のことのように感じる部分が多くありました。
今回小説を一冊読み切ったのはとても久しぶりで、
小説の良さをしみじみと感じました。
次は、佐藤航陽氏の『お金2・0』を読みます。
拙者にとって新しいジャンルの本なのでとても楽しみです。
ということで次回をお楽しみに!