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一つのアンラッキーが生んだ二つのラッキー día12 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

こんばんは


ただいま18時04分アルベルゲのベンチの上。
今日のアルベルゲは値段の割にかなり上等。
でもここにきて初めての二段ベッドの上でいつも通り寝れるか不安。

今日はサンフアンデオルテガ〜ブルゴス(San Juan de Ortega〜Burgos)

朝は7時過ぎに起床。
準備して朝ご飯。
朝はピンチョスがなかったのでcafe con lecheとチョコのドーナツとクロワッサン。
美味なり。
水が尽きたので、バルで購入すると2Lのペットボトルを出される。
1.5Lが欲しかったけどまぁ仕方がない。
アルベルゲの管理人兼バルの店主がとても優しい人だったので、一緒に写真を撮った。


昨日の最後の12キロでかなり山を登ったので今日は下りがメイン。
歩いているとすぐに巨大な街が見える。
街というよりもはや都市。

都市が見えた時の感動を伝えたいんやけど、写真じゃ絶対伝わらんのよなぁ涙
しかし見えてからブルゴスに着くまでがかなり長い。
歩き続けていると荷物が肩に食い込む。
それもそのはず。
2Lのペットボトルがあるのだから。
しかしこれでも成長した方。
パンプローナ(Pamplona)では1.5Lのペットボトルでひーひー言ってたけど、巡礼に慣れた今では2L背負って歩いても1時間くらいなら歩けるようになったんやから。

街が見えてからしばらくしてブルゴスに到着。
するとすぐにマクドナルドの看板が見えた。
休憩と安定感を求めてとりあえず入る。
スペインのマクドではタッチパネルで注文と支払いができる。
こんなんもしばらくしたら日本に来るんかなぁ。
チョコサンデーを食べた。
美味なり。
どうせならハンバーガー食べたかったんやけどそれは日本に帰ってきてから。

ブルゴスはとても広いので、街に着いてからアルベルゲまで1時間もかかる。
今日泊まる予定のアルベルゲは、世界遺産のブルゴスの大聖堂のすぐ近く。
ブルゴスの大聖堂は圧巻やった。
めちゃめちゃ大きいのに緻密。
ザ・ヨーロッパの建築って感じ。
これを昔の人が作ったなんて信じられへん。
天気も良くて素晴らしいね。
明日時間があれば中に入ってみる予定。

アルベルゲに着いていつも通りシャワーを浴びてバルに行こうとすると、日本語が聞こえた。
声の方向に行ってみると、もちろんのこと日本人が。
何やら大学のプログラム(?)の一環で11人でサンティアゴ巡礼をしに来ているらしい。
そして、ブルゴスで今日祭りがあることも教えてもらった。
あまりの情報の多さに戸惑ったが、まず日本人に会えたことがラッキーで、さらに今日が祭りであることもラッキーなことやった。
もし昨日プラスで12キロ歩いていなければ、私は今ブルゴスにいなかったし、日本人にも会えていなかっただろう。
そう思うと、昨日の地獄のような12キロはとても意味のあることになっていた。

自分たちはビールを飲んだあと、祭りを見に行った。
街中が仮装している人で溢れていてとても楽しそう。
日本も祭りの文化があるけれど、仮装とかはハロウィンくらいしかせんなぁ。
とりあえず晩ご飯を食べるためにレストランに入る。
お祭りが見えるように外の席で食べることに。
今日はモルシージャ(morcilla)という血肉ソーセージとパエリアがメイン。

どちらもスペイン語の授業で出てきた料理で、先日食べたバカラオアルピルピル(bacalao al pilpil )とトルティージャを合わせると全部コンプリートしたことになる。
よしゃっ!
たらふく食ってお会計の時に問題が発生。
カードが使えないのでお金が足りない。
でもここで優しいのがスペイン人。
店員さんがわざわざATMのある場所まで案内してくれた。
自分のミスだったけどなんとか無事に支払いができた。

そのあとしっかり祭りを楽しむ。
パレードのようなものがあって見ているだけで十分楽しめる。

これは結構最初の方。
よくわからんけどチームに分かれて仮装して行進するのがこのお祭りで、どういうくくりでチームに分けてるのかもよくわからんけど、行進するための準備から本番までを通してすごく仲が深まりそうでいいなぁと思った。
日本もこんなんやればいいのにね。
外はまだ賑わってるけど私はもう寝ますおやすみ。

今日の歩数は46498歩。
サンティアゴデコンポステーラ(Santiago de Compostela)まで残り492.5キロ。
それでは。