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お酒とタバコに国境はない día8 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

こんばんは


今はアルベルゲのベッドの上。
最近気づいたけど、アルベルゲの二段ベッドはどこも天井が高くないから座るとどうしても前屈みになる。

今日はロスアルコス〜ログローニョ(Los Arcos 〜Logroño)

朝はいつもより早く6時過ぎに起床。
ここ2日間はどちらも20キロ程度と楽だったのに対し、今日は28キロと普段より2時間ほど時間がかかると思ったので早めに準備。
7時過ぎに出発してすぐにカフェテリアへ。
いつも通りcafé con lecheとピンチョスを注文するが、連れは昨日買ったパンに生ハムを挟んで食べる。
値段的には結局変わらんかなと思うので、私はこのスタイルを貫く。
そしてロスアルコスを後にする。

ちょっと歩いたらサンソル(Sansol)という街についた。
看板を見る限り、サンソルのアルベルゲでは足湯があるそうだ。
でもそういうとこはだいたいお高いので足湯なんか別になくてもいい。
本音を言うとちょっと欲しい…
そこから少し丘に登ったところですごく大きな街が見えた。

久しぶりに見た大きな街はおそらくログローニョ(Logroño)
パンプローナ(Pamplona)もかなり大きな街だったがそれよりもさらにさらに大きそう。
ログローニョは今日の目的地だったのでモチベーションが上がった。

途中でヴィアナ(Viana)という街を挟んだ。
この街もかなり大きな街で、日程と場所次第では全然泊まってもよかった。
すれ違う人の半分くらいがフランスパンを持ち歩いていて、やっぱり需要が高いんだと再認識した。
私も日本に帰ったら絶対にフランスパン中心の生活をしようと思っている。

ログローニョ(Logroño)は予想通りの大きな街。
大きな街は発展していてとてもありがたいけど、街に着いてからもアルベルゲまでたくさん歩かなければいけないのが難点。
私は歩き続けていると膝の痛みがましになるタイプなのだが、連れは休憩しないと足が痛いというタイプ。
相容れない。

アルベルゲに着いてからいつも通りシャワーを浴びて洗濯してBARへGO。
ログローニョはワインとタパス(おつまみ)が有名で、バーをはしごするのが楽しみ方らしい。
普段の生活であれば、どんなに飲みたくてもはしごしたりはしないが、今日はアルベルゲが寄付制ということだったのではしごすることにした。
今回のアルベルゲは本当に素晴らしく、夕飯と朝飯もついている。

アルベルゲに到着したのが15時で、二軒はしごして17時過ぎ。
19時半からミサでそのあと夕食の予定だったが、「今日は集会があるから夕食は作れないよごめんね」と言われたので、晩飯がてらもう一回バーの立ち並ぶ通りへ。
バーは17時に一回閉まって、19時からオープンするらしいので19時過ぎに行った。
さっき行きたかったけど閉まってたところも開き出したのでとても満足。
ピンチョスもビールも美味なり!
生きてるって感じ!
すぐ横の人が生ハムをお皿で頼んでいたので、次のお店でそれをしてみる。
生ハムをつつきながらワインを飲めてまじで幸せ!
そんなことを連れと語り合っていたときに、店の前を巡礼仲間3人が通った。
今日は彼らとは違うアルベルゲに泊まっていて、この偶然の巡り合わせをやすやすと見逃さないために、次の店で一緒に飲もうと誘った。
彼らは快くオッケーしてくれ、自分たちが飲み終わるのを待つためにその店で一杯ずつドリンクを注文してくれた。
3人は、イギリス人の23歳man(パティシエ)、ドイツ人の19歳girl(サンティアゴ巡礼3回目の猛者)、イタリア人の25歳man(ちゃんと喋ったことはなかったけどすごく気さくでいかつい人)
みんなヨーロッパなので英語で話をする。
将来英語の教師になりたい自分にとってはすごくいい練習だ。
来てよかった!会えてよかった!
お酒のコミュニケーションは素晴らしい。
お酒とタバコに国境と年齢はないね。

そのメンバーで2軒目に行く。
そこは巡礼者の間でも有名なバーらしく、その辺のバーより人がたくさんいた。
ログローニョのことを調べた感じでは、有名なバーは名物のタパス1種類と他のメニューはビールやワインといった感じらしい。
そしてその店の名物はマッシュルームをオリーブオイルで焼いたタパス。
自分はキノコ嫌いマンだけど、食べてみるとすごく美味。
ほんまに美味しい。
噛んだ瞬間汁が溢れてきて、ジューシーで最高!
お酒が進む。
タパスはマッシュルーム3つとちっっちゃいエビを串刺しにしてその下にフランスパンの切ったやつがあるんやけど、そのフランスパンも味が染みててめちゃうまい。
キノコの常識が変わるね。
まぁ、マッシュルームはもともと食べれるんやけどな。

アルベルゲは21時半に閉まるので、早めに解散。
最後に写真を撮って別れた。
彼らは明日ログローニョを観光してから歩き出すので、自分たちとはたぶんここでお別れ。
初めてこんなに仲良くなった巡礼仲間だったので少し寂しいけれど、またどっかで会えるよな!
観光した分は追いついてまたバーに行こうな!
と心から願う私であった。

今日の歩数は48250歩。
サンティアゴデコンポステーラ(Santiago de Compostela)まで残り617キロ。

それでは


素敵な出会いに感謝。