「あなた」の心の中で生き続けたい

感じたこと経験したことを「あなた」に知ってもらうためのブログ。

13キロでも休養日 día13 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

こんばんは


ただいま19時13分アルベルゲのベッドの上。
今日のアルベルゲは個室に二段ベッドが二つと居心地が良い。
割とどこも居心地いいけどね。

今日はブルゴス〜ラベデラスカルサダス(Brugos〜Rabe de las Carzadas)

今日はアルベルゲの都合により、13キロしか歩かないことになっていた。
だから、午前中は観光。
アルベルゲが8時退所で、ブルゴスの大聖堂が10時オープンなので2時間カフェテリアで過ごす予定だった。
しかし、今日は日曜日で祭り明け。
そんな日にスペインで朝8時から空いているカフェテリアなんてない。
気温は2度しかなく寒い思いをしながらカフェテリアを探しつつ店が開くのを待つ。
カフェテリアというよりケーキ屋さんが8時半にオープンし、いろいろ他の店を探し回った結果9時前にそこに入る。
入ってみるといつも通りのカフェテリアだった。
今日もcafe con lecheとトルティージャを注文。
トルティージャにハムとチーズが入っていていつもより美味しかった。
美味なり。

10時になったのでブルゴスの大聖堂へ。
バックパックを入れるロッカーがあり、久しぶりに荷物を下ろしての観光。
巡礼者は入場料が安くなる。
ブルゴスの大聖堂は外見もすばらしく緻密で精巧だが、内部もすばらしかった。
本当に声も出ないくらい綺麗。
昔は建築とか日本のことやけど城とか美術館とか全然興味なかったけど、ちゃんと見てみるとすごく楽しめた。
昔の建造物を楽しめるような心がちゃんと育ってよかったね。
時折、サンフアンデオルテガ(San Juan de Ortega)の名前を見つけて、一昨日泊まったあの街は実は重要人物の名前だったということを知る。
ブルゴスの大聖堂をお裾分け。


その後はブルゴスにある博物館に行った。
ブルゴスの近くのアタプエルカ(Atapuerca)という街に古代遺跡があるらしく、そこに関係のある博物館らしい。
学生証で割引されると言われたので、日本の学生証を見せたら読めないと笑われた。
博物館はオーストラリアに行った高校2年生ぶり。
実際の人間の骨や進化の歴史、人間の種類(?)など、人間が中心的だった。
人間はやっぱり素晴らしい進化を遂げた動物だとしみじみ感じた。
受精卵から、血や肉から骨まで作られて生まれてくることが奇跡のようなことであるとふと感じた。
お裾分けはなしです。

そんなこんなでお昼の13時くらいになったのでカフェテリアに行ってチュロスを食す。

スペインはチュロスが有名らしい。
これはチョコにつけて食べるやつなんやけど、チュロスがそんなに甘くなくて、ちょうどよく美味しかった。
美味なり。
ブルゴスの大聖堂も、博物館も久しぶりに触れた情報だったので、とても頭を使った。
それを回復するための糖分としてちょうどよかったチュロスであった。
こんなに観光したのは久しぶりで、昨日も祭りがあったので自分が巡礼者であることを忘れそうだった。

ブルゴスを出てカルサダスに向かう。
カルサダスはとても小さな街で、バルもないらしいので、そこの2キロ手前のタルダボス(Tardajos)という街でビールを飲むことに。
ということで、ひとまずタルダボスを目指して歩いていると、左足首が何だか痛む。
右膝の痛みは歩いている時はもうほぼないけど、今回の左足首の痛みは膝とは系統が違ってなんかヤバそう。
また自然にかばいながら歩いて、なんとかカルサダスまで到着。
カルサダスのアルベルゲに入りあぐねていると、おじさんが助けてくれた。
アルベルゲのオーナーはとても優しい人で、美味しい晩ご飯も作ってくれて、私が乾かしていたシャツとタイツをわざわざ乾きやすいところに移動してくれた。
おまけに巡礼のアクセサリーもくれて、とても嬉しかったので写真を一緒に撮ってもらった。
最近アルベルゲのオーナーとかスペイン人の優しさに直に触れることが多いので、忘れないためにいっぱい写真に残していきたいと思うのであった。

今日の歩数は31582歩。
サンティアゴデコンポステーラ(Santiago de Compostela)まで残り480.7キロ。
それでは。