青空トイレの日 día21 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

こんばんは

ただいま20時15分アルベルゲの椅子の上。
今日はすごく寒い気がする。

今日はレオン〜オスピタル・デ・オルビゴ（Leon〜Hospital de Orbigo）

今朝は7時前に起床。
今日は眠れなさすぎたので「蒸気でホットアイマスク」を付けたけどやっぱりあんまり眠れなかった気がする。
でもそういう時はだいたい寝れてる。
今日の朝食はアルベルゲで寄付制。
コーヒーも牛乳もあったのでカフェオレを作って飲む。（cafe con lecheではない。）
アルベルゲのおばあちゃんが、パンをわんこそばのように継ぎ足すので、バターとジャムをつけてたらふく食ってやった。
久しぶりにお腹いっぱいの朝。
いざ行かん。

レオンの街には巡礼者用の矢印がいっぱいあった。
矢印をたどるのはちょっと楽しい。
矢印と違う方向に行ってるとたまに×の矢印もあったりする。



矢印が多いのは大都市レオンならではかもしれない。
ありがたいことに、矢印は少し遠回りをしてレオン大聖堂まで私を導いてくれた。
朝のレオン大聖堂をお裾分け。

連れより早く出たはずなのに、気づけば連れと一緒に歩いている。
私はレオン大聖堂に寄ったけど、方向感覚に優れている連れは省いて来たらしい。
朝も素敵やったのにな〜。

今日の歩く距離は、最初に巡礼事務所でもらった紙の情報によると26キロだった。
でも、Google mapで調べてみると、30キロちょっとある。
明日は17キロの予定なので、これはいかんと思い、レオンから20キロの街のアルベルゲに泊まることに。
そう決めて歩くこと1時間。
やっとレオンを抜け出した。
そう、つまりレオンを抜け出すために約5キロ、そして今日行く予定だった街はレオンから26キロ。
だからGoogle mapで調べたら30キロちょっとあったわけだ。
納得。
レオンを抜けてすぐに少し坂道があり、登り切ったところで後ろを振り返る。

まるで新海誠の映画の景色のように美しい。
もしかしたら最近写真うまなってきたかな？？

今日は雨やったり晴れやったりようわからん天気。
途中で雪っぽくてあられっぽい雨も降ってた。
レオンから20キロの街に行くまでに天気がころころ変わる。




これ見たら撮るたびに天気が変わってるね。
レオンから20キロ先の街のアルベルゲは閉まっていて、結局ゴールは出る前と一緒。
最近こんなことばっかりでもう慣れてきたし、驚かんくなったね。

いちおう次の街（4キロ先）のアルベルゲが開いているかもしれないので、訪ねてみる。
アルベルゲの鍵は閉まってたけど、張り紙に電話番号が書いてたので、写真を撮って近くのバルに助けを求めに行く。
バルの店員にそこのアルベルゲが開いてるか聞いてみたら開いてないと。
まぁわかってたけど。
ついでにそこのバルでcafe con lecheとトルティージャをいただく。
トルティージャがいつもより大きくて幸せ。

今日は休憩ほぼなしで歩きっぱなしやったからお腹も空いてたしいつもより美味しく感じたね。
空腹は最大の調味料なりとはまさにこのこと。

と、腹も満たされて歩き続けていると、便意を催してきた。
まだ全然我慢できる範囲やったから気にせず歩いてたら、野犬が登場。
広島にいるときに、野犬に追いかけられた苦い思い出が頭をよぎるけど、野犬は私には構わず気分よさそうに走っていく。
野犬を目で追ってたら、すぐ横の畑みたいなところで💩を。
そして気持ちよさそうに駆け抜けていく。
これが自然か。
そんなことを考えて歩いていると、頭の中で便意が占める割合が大きくなってきた。
あんまり考えながら歩くのもストレスなので、出してしまおうと決めた。
初めてか久しぶりかは定かではないけど、開放的な空間でケツを出すのは気持ちよかったなぁ。
日本からいい匂いがするダブルのトイレットペーパー持ってきててよかった。
トイレットペーパー使うところ以外野犬と一緒やないか。

そして本日泊まる予定のアルベルゲに到着。
久しぶりに5€のアルベルゲ。
とても居心地がいいところ。
巡礼を始めたての頃は、ベッドのすぐ近くにコンセントを挿すところが無かったら嫌やったけど、もう20日近くなればそんなことはどうでもよくなってきた。
それよりも大事なことは、値段とキッチンにコンロがあるかどうか。
今日はコンロはあったけど、1時間につき1€払わなければならないという新たなシステム。
まぁあるだけましですわ。
晩ご飯は前のパスタの残りで和風ツナパスタ。
前作ったのと同じやつ。
そのあとにバルに行って普段よりちょっと豪華に一杯やりましたとさ。

今日の歩数は53321歩。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ（Santiago de Compostela）まで残り279.3キロ。
それでは。