空にも心にも虹がかかる　día22 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

こんばんは

ただいま20時10分アルベルゲのベッドの上。
今日のアルベルゲは5€なのに広くて綺麗で快適です。

今日はオスピタル・デ・オルビゴ〜アストルガ（Hospital de Orbigo〜Astorga）

今朝は7時に起床。
準備をしてアルベルゲを出る。
8時前から開いているカフェテリアがなかったので、途中で寄ることに。
朝は昨日買っておいたクロワッサンを食べる。

天気は雨。
ここ何日か連続でレインウェアを着ている。
いつもは雨が降っててもすぐに晴れるけど、今日はいつもより少し強い小雨。
もはや雨には慣れたけど、風が心配だなぁ。
昨日は道路沿いを歩いてたのに対して、今日はこんな感じの道。

アストルガの後から山を越えていくという情報やったけど、見た感じやと今日も山越えそうな予感。

歩いていると牛舎発見。
この白黒の牛を見ると牛乳が飲みたくなるのは、人間の本能なのだろうか。

歩いていると次第に雨が強くなる。
山に入るまでに二つ町を通過したけど、やっていそうなバルはない。
そして山を歩いていると街はしばらく現れない。
雨も強くなるし、風も存在感を強めてくる。
アップダウンが激しいのはさすが山道。

雨が降っていて、なかなか休む場所もないなぁと思いながら歩くこと約10キロ。
山の中に何やら怪しいものが。

よくわからないけど寄ってみる。
そこには男性3人がいて話していた。
雨宿りかな？？
そのうち2人はその店のようなものの経営者っぽい。
けど、ここは全部無料らしい。
紅茶のパウンドケーキやオレオ、フルーツ、パンなどいろんなものが置いていた。
「歩いていると甘いものが食べたくなる芸人」の私はパウンドケーキをいただく。
すると経営者っぽい人が「コーヒーは好きかい？」と。
そんなこんなでカフェオレを作ってもらったけど、これ衛生的に大丈夫なん？と思うような作り方やった。
文章にするのは難しいから詳しくは書かないけどね（笑）
でもカフェオレは冷えた体にはとても温かくて、めちゃめちゃ美味しかった。
美味なり。
雨もしのげて、ただでケーキもあったかいカフェオレももらってくつろいでたら、雨も弱まってた。
空にも私の心にも虹がかかってましたとさ。

このすぐあとに今日の目的地であるアストルガが見えた。

大きな街やけど、レオン（Leon）やブルゴス（Burgos）のように大きすぎないところが素晴らしい。
初めて道を間違えたりしたけど、12時ごろに無事にアルベルゲに到着。

今日の晩ご飯はハンバーグを作る予定だったので、シャワー浴びてバルに行ってスーパーに行く。
普通のスーパーは信用してないので、もちろん“dia”へ。
ひき肉と玉ねぎとニンニクと卵を買って帰ろうとしたけど、

こんなものがあったので。
これはその場でみかんを潰してオレンジジュースを作る機械。
搾りたてやし、絶対100%やしうまいに違いない！

そう思って飲んだらみかんの味。
そらそうなるわなって感じですね。
美味なり。
でもオレンジジュースってよりはみかんジュースやな。
ハンバーグはおいしく焼けて、お腹も心も満たされましたとさ。