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感じたこと経験したことを「あなた」に知ってもらうためのブログ。

ひもじ…質素な食事 día23 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

こんばんは


ただいま19時52分アルベルゲのベッドの上。
今日は壁際の二段ベッドの下でなんか落ち着く。

今日はアストルガ〜ラバナル・デル・カミーノ(Astorga〜Rabanal del Camino)

今朝は7時に起床。
朝からミサっぽいBGMがかかってる。
寝袋の使い方がやっとわかってきたのか、最近は布団のように使えてる。
準備をしてアルベルゲを出発。
朝の7時から開いている熱心なカフェテリアに行き、チョコのパンとcafe con lecheを飲む。

このチョコのパンはナポリターナ?という名前らしい。

今日は朝から気温が10度くらいあり、歩いているとすぐに暑くなったのでウルトラライトダウンを脱いだ。
されど、天気は悪く、遠くを見渡すと邪悪な雲がこんにちはしている。

こんにちはと言えば、雪山も昨日からこんにちはしていた。

雪山の全貌は見えないし、登るかどうかもわからないけど、後半雪道を歩いたという連れの友達の情報があるので、この先不安ではある。

今日も山道。
されど、昨日ほどアップダウンはなく、歩きやすかった。
距離も20キロで、体力がついたのか、休憩は1回しか取らなかった。

今日の道中は特に何もなかったかな。

アルベルゲに着くと、オーナーのおじいさんが片言の日本語を話してきた。
近くのおばさんに向かって、「アナタハトテモキレイデス」と言っていたのが、一瞬スペイン語かと思ってしまった。
片言の日本語でも、スペインで聞くとスペイン語に聞こえるんやな。
そんな感じでおじいさんの日本語を聞きながら受付を済ませる。

今日のアルベルゲはベッドも多いし、天井も高くて広く感じる。
ベッドの近くにコンセントもあるし、ヒーターもあるから洗った服が乾かせる。
キッチンもコンロ付きであるし、珍しいことにどんぶりもある。
Wi-Fiもほぼ問題なく使える。
トイレも綺麗で、トイレットペーパーも予備が用意してある。
薪ストーブもあって、暖を取れるし、心も癒される。
オーナーのおじいさんも優しい。
でも

一番大事なシャワーを固定するところがない。
お湯が熱いのが唯一の救い。
今日は巡礼21日目で3回目のシャワーが固定できない日なので、週一回のペースで、シャワーを固定ていないことになる。

頑張って固定してもこれ。
ケツまでしか暖まらん。

今日は12時ちょうどくらいに着いたし、大きな街でもなかったのでやることがあまりない。
最初はベッドでゴロリしながらスマホを触ってたんやけど、なんかもったいないなと思ったので、今日考えたことを手帳にまとめようと、テーブルのあるキッチンへ行った。
そこでは他の巡礼者がランチを食べていた。
スペイン語で話していたのでほとんど何言ってるかわからんかったけど、お得意のスマイルで対応。
スープとパンを分けてもらった。
やっぱりみんな見た目は怖いけど優しいんよなぁ。
写真は撮ってないけどラテンアメリカの国の料理らしい。

そして、今日の晩ご飯はお茶漬け。
ひもじ…いや、質素な食事でした。
いくらランチでスープとパンをいただいたとはいえ、ご飯を炊いただけの食事はあまりにもひもじ…いや、質素。
お腹だけが満たされたところで、オーナーのおじいさんが薪ストーブの前でナンプレをしてるのを見て、久しぶりにやりたくなってアプリを入れてしまった。
そのまま食卓でナンプレをしてたら、他の巡礼者の人がスープ作りすぎたからあげるよと、本日2回目のスープ。
でもこれが辛いのよ。
このスープをくれたのがカナダの女性とインドの女性。
インドの女性はさらにチリパウダーをふりかけてた。
さすがスパイスの国。
私も代謝はいい方やけど汗はかかず、でも連れはびしょびしょになりながら食べてた。
もうちょっと早く言ってくれてたら、ひもじ…いや、質素な食事にならんかったのになぁ。
まぁ、明日はいいスーパーがあるやろし今日よりは絶対いいものが食べれるでしょう。

今日の歩数は31660歩。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)まで残り242.1キロ。
それでは。