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今日は身も心も休息日 día26 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

こんばんは


ただいま18時21分アルベルゲのベッドの上。

今日はヴィジャフランカ・デル・ビエルソ〜アンバスメスタス(Villafranca del Bierzo〜Ambasmestas)

今朝は7時20分ごろ起床。
いびきのうるさい巡礼者に悩まされることなく寝れました。
朝食が食べれるアルベルゲやったけど、朝ゆっくりしていきたいということだったので、近くのカフェテリアへ行く。
今日の歩行距離は15キロなので余裕がある。
いつもはナポリターナというチョコのパンを食べるけど、今日はシフォンケーキのようなものがあったのでそれを。

cafe con lecheも美しく、シフォンケーキも美味しい。
美味なり。

山に囲まれたヴィジャフランカを出る。

今日は山道をひたすら歩く。
山がすぐ近くで、鳥のさえずりと川のせせらぎが心地良くて、歩くのが楽しい。
山の天気は変わりやすく雨が降るかもしれないと思って、いつも通り最強の雨対策をした割には天気は晴れ。
気持ちいいなぁ。

今私が歩いているのはCastilla y Leon地方というところ。
サンティアゴまであと何キロと書いた石版?の下にCastilla y Leonと書いてあるんやけど、Leonを越えたあたりから、Castillaの部分が白く塗られていることがたびたびあって、少し闇を感じる。
日本で言うと「兵庫と岡山」県みたいな感じなんかな?
この石版は実は地方ごとに違ってる。
最初の方は特に看板の写真を撮ってないんやけど、Castilla y Leon地方ではこの形。

そんで今日ヴィジャフランカを出る時にあった石版。

ちょっとおしゃれやん。
サンティアゴまで何キロかっていうのは結構ずれてて、私がいつも見てる「日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会」の情報と一致しないことが多い。
明日でCastilla y Leon地方を抜けるので、石版が変わるのが楽しみ。

今日泊まる街は本来泊まるはずだった街の1.5キロ手前の街。
1.5キロ先の街のアルベルゲは、24日間の巡礼の勘からして、開いていないもしくはいいアルベルゲではない気がしたので、進むのをやめた。
そして、今日泊まっているアルベルゲは素晴らしいところ。
このアルベルゲの決め手としては、Google mapの口コミが全て星5つだったこと。


普段あんまりアルベルゲの写真を載せないから比較するのが難しいかもしれないけど、こんなお洒落なところはなかなかない。
しかもシングルベッドで9€と破格の値段。
もちろん経営しているドイツ人夫婦も会った瞬間にわかるほどいい人で、今日は自炊する予定やったけど、この人たちにならお金使ってもいいと思ったので晩ご飯を作ってもらうことにした。

私は「どこに行くか」よりも「誰と行くか」を重視していて、もっというと「誰と過ごすか」を一番大事にしている。
自分が過ごしたいと思える人と同じ時間を過ごせるのなら財布の紐は緩くなる。
すごく貢ぐ人みたいやけど、そういうわけではありません。
これまでもそしてこれからもそういうお金の使い方をするんやろな。

晩ご飯はサラダとチキンとご飯とパンケーキ。



オーナーがドイツの人らしく、パンケーキはドイツ仕立てらしい。
全部美味なり。
初めてアルベルゲでオーナーの人と食卓を囲んだ。
彼らがアルベルゲをやっている理由、自分たちが歩いている理由、スペインの歴史、コロナの話、いろんな話をした。
自分たちの拙い英語力で、彼らの言葉をちゃんと理解できたかわからないし、自分たちの言いたいことが伝えられたかはわからない。
アルベルゲのオーナーのおじいさんは私が言葉に詰まってもずっと優しい顔で言葉が出るのを待ってくれたし、ずっとわかりやすい英語で話してくれた。
言語は話すことが一番の上達の近道で、やっぱり何かを伝える意思が一番大事だと思った。

日本では「はい、チーズ」やけど、スペインでは「patatas」(ポテト)と言って撮るらしい。

明日はおそらく最後の山場。
で、ガリシア(Galicia)地方に入ります。

今日の歩数は23042歩。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)まで残り171.0キロ。
それでは。