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感じたこと経験したことを「あなた」に知ってもらうためのブログ。

名残惜しい気持ち día27 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

こんばんは


ただいま19時04分アルベルゲのベッドの前。
もしかしたらすぐに夕食で呼ばれるかもしれないから立ってます。

今日はアンバスメスタス〜フォンフリア(Ambasmestas〜Fonfría)

今朝は7時前に起床。
7時半から朝ご飯。

これはアルベルゲのオーナーが書いてくれたもの。
朝ご飯はビュッフェ形式で、パンとチーズとヨーグルト、それとパンに乗せる用のジャム(4種類)、ハム、チーズがあった。
コーヒーと牛乳、オレンジジュースもあった。
最後までアルベルゲのオーナー夫婦は私たちによくしてくれて、初めて私はアルベルゲを去るのが名残惜しくなった。
しっかりと別れの挨拶を済ませていざ行かん。
あなたたちのことは絶対忘れないぜ涙

街を出てすぐに便意が姿をあらわす。
この前青空トイレをしたから、またやってもよかったんやけど、もし今してしまったら素晴らしいアルベルゲの思い出が野糞で塗り替えられると思ったので、カフェテリアに行ってトイレを借りた。
すっきりした気持ちで山登りに臨む。

昨日も言った通り今日は最後の峠。
巡礼複数回経験者のアルベルゲのオーナー曰くそんなにしんどいものではないらしい。
どちらかというと、おとといくらいの山道やピレネー山脈越えの方がしんどいらしい。
そう思うとだいぶ気が楽。
まぁ山道は楽しめるからいいんやけどね。
すごい坂道があった時はだいたい写真撮るんやけど、写真やと実際の10分の1も伝わらない気がする。


今日の道のりの半分くらいの場所に位置しているオ・セブレイロ(O Cebreiro)峠には11時ごろにぬるっと到着する。
山越えと言ってた割にそこまでしんどくはなかった。
そこは標高で言うと1200メートル位でほぼ頂上。
さらに、この街からガリシアGalicia地方に入る。

矢印の石版も変わって、全部に残りの距離が書かれている。
カスティージャ・イ・レオン(Castilla y Leon)地方では距離の書かれている石版は全部写真を撮ってきたけど、ガリシア地方では全部の石板に距離が表示されるので写真を撮るのをやめた。
でも全部に距離が表示されるのは数字が目に見えてちょっと嬉しいかも。

オ・セブレイロからは標高1200メートル以上のところを歩き続ける。
次第に視界が悪くなり、20メートル先も見渡せなくなる。



これは霧なのか。
もしくは、標高が高いから雲の中を歩いているのか。
よくわからないけど辺りは白い。
おまけに雪が積もっているところもちらほらあるので、ちょっと落書きしておく。

Pepというのは私がスペイン語の先生につけてもらったスペインの名前。

今日の目的地フォンフリアには13時半ごろに到着する。
今日泊まるアルベルゲは冬の休みが明けて初の営業らしい。
というのも、昨日泊まったアルベルゲのオーナーがわざわざ私たちのために電話してアルベルゲを開けるように口添えしてくれたのだ。
こんなところまで親切なアルベルゲは最初で最後や涙
今日のアルベルゲも素晴らしいところだと聞いているので嬉しい。
晩ご飯はキッチンがないので作ってもらうことにした。

私たちがアルベルゲの併設のバルでくつろいでいると、韓国人の集団5人が到着した。
私は正直集団で来られると日本人でも韓国人でもあまりいいイメージが持てない。
なんか結局うちわで固まるイメージがあるから。
でも晩ご飯で一緒になって、そのうちの1人が日本に興味がある人やったからいっぱい話ができた。
多少お酒の力を借りてその集団とも打ち解けられたのでよかった。


集団の1人が私にワインをいっぱい飲ませようとしてきたけど、日頃の訓練のおかげで酔わずに済んだので、これからもいっぱい経験を積もうと思う(笑)
明日は彼らよりも先に進むのが少し名残惜しくなったのは、仲良くなった証なんやろな。
先入観のメガネはやっぱり外したほうがいいね。

明日は800メートルくらい下る。
もう巡礼も最終盤や。

今日の歩数は37660歩。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)まで残り144.1キロ。
それでは。