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残り100キロきったで día29 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

こんにちは


ただいま18時07分アルベルゲのソファの上。
ソファと思って座ったらめちゃ硬いのでソファというよりは椅子っすね。

今日はサリア〜ポルトマリン(Sarria〜Portmarin)

今朝は7時20分ごろに起床。
珍しく連れよりも先に目が覚めた。
長い巡礼中2回目くらいかな?
準備をしてカフェテリアへ。
昨日巡礼終わりにビールを飲みに行ったバルに行こうか、その目の前にあるバルへ行こうか(バルは朝はカフェテリアです。)すごく悩んだ結果、昨日行ってない方に行くことにした。
そこの店員さんは、見た目が怖そうなおじさん。
でも見た目が怖そうなおじさんの6.5割は優しい。
今回の見た目が怖そうなおじさんは6.5割の方でした。
いつも通りささっと済ませていざ行かん。

今日は天気が良くて気持ちの良い朝だった。

久しぶりに見る朝の街の景色。
今日通る道は基本的には山道。
ガリシア地方は緑が多いと言われているのは、雑草の緑と木々や森の緑。
最近写真のスキルが上がってる気がするので、今日はいっぱい載せます。







これは被写体がいいんか??

コンポステーラまで残り113キロのサリアから巡礼を始める人は結構多いらしい。
それは100キロ以上歩いたら巡礼証明書がもらえるからだ。
だからと言うわけではないが、今日はいつもより多くの巡礼者を見た気がした。

以前一度だけ喋ったことのあるメキシコ人の4人組(おじいさん3人と若者1人)と再会した。
軽く話をして先に行こうとしたら、おじいさんのうちの1人(TOYOTAの帽子をかぶってる)がコーヒーは好きかと聞いてきた。
1人で歩いていると見逃してしまいそうなところに、巡礼者に向けて寄付制の休憩所があった。
そこに誘ってくれたようだ。
その休憩所はおばあさんがやっていて、コーヒーやジュースなどの飲み物とお菓子が置いてあった。
私もコーヒーを一杯とお菓子をいただくけど、周りは5人ともスペイン語が話せる大人で、私は何を言ってるのかほんの少ししか理解できない。
でも、この時間はすごく貴重なもので、この先ほとんどないであろうし楽しかった。
お菓子もおいしく、休憩もあまり取ってなかったのでちょうどよかった。

TOYOTAの帽子をかぶったおじいさんは、私のことを友達と認識しているようでよく話しかけてくれた。
大学で何勉強してるの?って聞かれた時に、スッと言えなくて、、、
そもそも総合科学部という複雑な学部に所属していること
そして総合科学部の授業よりもスペイン語に時間を費やしていたこと
でも将来は英語の教師になりたいということ
一瞬でいろんな考えが頭に浮かんだけど、私が答えたのは言語を学んでいるということだった。
でもあとあと考えてみると、私が答えるべきは教育学であったんじゃないかと思った。
次聞かれた時はちゃんと答えれるようにせんとね。



ポルトマリンは名前からも想像がつくように、川が近くにある街。


橋はたくさん渡ってきたけど、こんなにしっかりと橋の役割を渡している橋は渡ってこなかったので、川に落ちそうで少し怖い。

巡礼路ではこの量の水を目にすることはほぼないので、とても新鮮。
今日選んだアルベルゲは12€と少し高いけど綺麗でいいところ。
キッチンもコンロ付きであるし、シャワーから熱めのお湯も出るし、洗濯物を干せる庭もある。
そして管理人の愛想がいい。
全てを兼ね備えて12€はもしかしたら妥当かもしれない。
街も綺麗で坂道が多いこと以外はなんの問題もない。
ポルトマリンも結構好きやなぁ。

晩ご飯は今日もトマトのリゾット。
私と連れは同じようなメニューを何度も作る。
晩ご飯を食べた後は、もう一度バルへ行っておやすみのビールを。
最近は1日1回のバルでは飽きたらなくなってきた。
巡礼も終盤に差し掛かっているので、贅沢しても許してあげよう。

今日で100キロをきった。

今日を除いてあと3日で87キロ歩いて、最終日に5キロ歩く。
もう今までの巡礼の距離を思うと本当にあっという間。
終わって欲しいような終わって欲しくないような、なんとも複雑な気持ちでした。

今日の歩数は35261歩。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)まで残り92.3キロ。
それでは。