感情コミュニケーション 1
こんばんは
今日の大学の授業で、
感情コミュニケーションに対して言語学と心理学の観点から考える
というものがありました。
この授業をやるにあたって、事前課題として、指定されたラブレターかお悔やみの手紙(どちらも英語)を録音して教授に送るというものがありました。
前半に言語学の教授が授業をして、後半に心理学の教授が授業をしました。
今日は前半について書きます。
その教授の授業は、
ラブレター/お悔やみの手紙を読む際にどんなことに気をつけたか、ということから始まりました。
拙者は感情をある程度込めて読むことに気をつけたつもりでした。
その後、10年ほど前に他大学の学生が録音したラブレター課題と、
ネイティブスピーカーが録音したものと、
機械が録音したものとを比べました。
すると、日本人学生が録音したものの音の高さの幅が一番小さいという結果でした。
ネイティブスピーカーは感情を込めるために音の高低をつけていました。
つまり日本人には抑揚がなく、感情があまりこもっていなかったということです。
このような結果になったこととして考えられることは、
日本には感情を表に出さないことが美徳とされる文化的な背景があるからではないかということになりました。
それは武道で勝負などで勝った場合に喜んではならないとされているということです。
拙者は小学生の頃から剣道をやっていて、
相手への敬意を払うために、1本取ってもガッツポーズしないということにはとても理解できる部分があります。
そういう戦いの部分で感情を表に出さないことはかっこいいと思いますが、
拙者は海外の人のように感情表現が豊かな人にはとても憧れています。
まぁそんなこんなで、
意外な部分で見えてくる文化的な背景が面白いなと思った拙者でした。