「あなたは何が好き?」
「あなたは何が好き?」
これは拙者が高3のときに予備校ではじめましての女の子に言われた一言でした。
拙者の予備校には食事室というものがあり、そこで同じ高校の友達と談笑しているときにその友達の友達が来て、放った一言でした。
拙者は少しあっけにとられました。
というのも、拙者はめちゃくちゃ熱中するものとか、時間を忘れて没頭するようなものがなくて、アイドルが好きとか、絵を描くことが好きとかとくになかったからです。
でもそこで、「好きなものとかは別にないかな」なんてことは絶対に言いたくありませんでした。
もしそんな事を言ってしまったら、それは自分の薄っぺらさを認めることと同義であるからです。
そんなことを頭の中で0.5秒位かけて考えた後に、「コブクロが好きかな」と言ったような気がします。
なんにせよ自分の100%ではなく60%くらい正解の回答をしたという記憶があります。
「あなたは何が好き?」という質問は拙者にとってとても魅力的な質問です。
この質問でその人がどういう人かが見えてくるから。
拙者のようにあっけにとられてもまた面白いし、思いもよらぬ答えが帰ってきてその人の新しい部分が見えてきてもおもしろい。
おそらく今この質問をされたら、「お肉と剣道と阪神タイガースと人!」と自信を持って答えるでしょう。
あのときは気づきませんでしたが、好きなものは近くにあったのです。(当たり前か)
次に友達と話す機会があれば拙者も聞いてみたいと思います。
「あなたは何が好き?」
それではまた明日。
おやすみなちゃい