追い風に吹かれたい人生であった día17 〜サンティアゴ巡礼の記録〜

こんにちは

ただいま18時01分アルベルゲの椅子の上。
今日のアルベルゲはあんまりあたりではない。

今日はカリオン・デ・ロス・コンデス〜レディゴス（Carrión de los Condes〜Ledigos）

朝は7時過ぎに起きて準備して出発。
カリオンはGoogle mapの情報によると、いくつかのバルが朝早くから夜遅くまでやっているので、熱心な人たちが住んでいるんでしょう。
日本では当たり前かもしれんけど、これはスペインでは当たり前じゃないんだなぁ。
ちなみに、
バルは朝にはカフェテリアにもなる。
レストランは朝はカフェテリア兼バルで、お昼ご飯帯と19時以降にレストランになる。
カフェテリアがバルになるのかはわからんけど、ベーカリーはカフェテリアになる。

今朝はcafe con lecheとトルティージャと頼んでもないオレンジジュースがついて2.5€！
激安です！

普段ならオレンジジュース抜きでも3€はする。
おまけに今日のトルティージャはマッシュルーム入り。
普通のものはじゃがいもと玉ねぎなんやけど、マッシュルームは超レアポケモン！
めっちゃ美味なりでした。
ちなみに昨日行ったバルも、ビール一杯とベーコンにたんまりバゲットがついて3.8€！
ログローニョ（Logroño）のバルで同じものを注文した時は、バゲット一つだったのに、カリオンではサービスがすごい！

いい街や！
しっかり腹ごしらえをしていざゆかん。

今日も昨日と同じようなひたすら平坦な一本道。

ちょっと景色が変わったと思ったらこう。

そんなことより向かい風が強い。
弱い台風より全然強そう。
この風が吹いてたら大学さぼろかなと思うくらいですね。
向かい風のせいでなかなか足が回らんので、一歩を大きくしてみたり試行錯誤するけど全然進まん。
しかもこの一本道。
歩いているとちょっと丘があったので、風の感じも変わるかなと淡い期待を抱くが変わりはしない。
この期待2.3回あったね。
遮るものもないし、カリオンの次の街まで17キロもあるから歩かなしゃあない。
休憩する場所もあんまりないしね。
そんなこんなでやっと次の街に到着。
3時間半ほぼぶっ続けで向かい風と戦った結果でした。

その街で連れと合流して、さすがの向かい風やから風避けるためにちょっとバル入ろかと言って一旦バルへ。
そこはバル兼アルベルゲみたいで、そこのおじさんがおもしろくてまぁいい人なのよ。
バルにしては珍しくパエリアが置いてた。
出来立てやし、魚介ベースじゃなくてお肉やしこれは食うしかないぜ。

思ってたよりお皿に盛ってくれて、しかもバゲットまでついて3.5€！
やすっ！！
スペインではお米は主食じゃなくておかずなのね。
目的地はここから6キロ先のレディゴスやけど、ここなら泊まってもいいかなぁと連れと相談。
そんな時に10人くらいの日本人の大学生集団が来た。
2人できてる自分たちからすると、10人での団体行動はちょっと…って感じ。
なんかね、数の圧力がすごいと思ってしまうねん。
10人はこの街に滞在することになったらしいので、自分たちは先に行くことに。
まぁ、予定通りっちゃ予定通りなんやけど。
その後は風もちょっと落ち着いて6キロを1時間くらいで歩きましたとさ。

レディゴスは結構中途半端な場所にある。
この街に泊まることに決めた理由は、アルベルゲにキッチンがあるからだった。
やから自炊するつもりでレディゴスまで来た。
レディゴスはスーパーもないような小さな街やから、自炊するための食材は昨日のうちに買っておいた。
アルベルゲの受付を済ませた後に、キッチンはあるか聞いたらあると言われて、ひとまず安心。
そしてキッチンを下見すると、、、
コンロがない。
鍋もフライパンもあるのにコンロがない。
じゃあ逆になんで鍋とフライパンがあるん？
ということで、料理ができません。
それやったら前の街に泊まったらよかったなぁと思ったけど後の祭り。
俺たちは前にしか進めねえんだ…
やっぱり先のことは予想できないもんですね。
でも、前プラスで12キロ歩かされたのがいい結果に繋がったように、今日レディゴスまで来たことが意味のあることになるように祈りましょう。
ちなみに晩ご飯は6€で美味しいご飯が食べられました。

今日の歩数は34258歩。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ（Santiago de Compostela）まで残り384,8キロ
それでは。